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ねこと著名人

3.大佛次郎と17人の子

大佛次郎は生涯で500匹を越える猫を飼っていたといわれる作家です。 代表作は鞍馬天狗シリーズですが、現代小説、歴史小説、ノンフィクション、新歌舞伎や童話と様々なジャンルを手がけました。 大佛次郎のの猫好きたるや、現代の愛猫家も舌を巻くことうけあいで、猫を生涯の伴侶とも言ったとか、子供の数を尋ねられ17人と答えたとか。この17人の子供とは、その時に飼っていた猫達のことなのです。実際、一時に10匹以上の猫を飼っていることが常態で、日々増えてしまう猫達の世話や費用に頭を抱えたりもしていたとか。
大佛次郎の作品の多くは依頼されて書かれたものだそうですが、「スイッチョ猫」という童話は自発的に書き、彼自身が生涯で一番の傑作であると満足していたそうです。猫達が可愛らしいのみではない、とても優しく品の良い作品です。

スイッチョねこ (フレーベルのえほん 7)



3-1.猫嫌いから猫大好きに

大佛次郎の奥さんである酉子夫人は、はじめ猫嫌いだったものの、大佛次郎の影響から大の猫好きになり、とうとう大佛次郎を越える猫好きになってしまったそうです。家の前に捨てられていく猫を見捨てられず、もう面倒を見切れないから家に入れないよう大佛に言われても、「通い猫」と切り替えして面倒をみたり、猫のいるお宅に人間様用のお土産とは別に猫用のお土産も用意したり。
大佛次郎の著作である「猫のいる日々」には、そんな大佛家の猫達と猫好きが暮らす日常がよく記されています。