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ねこと著名人

5.歌川国芳と猫の仏壇

歌川国芳(うたがわ くによし)は江戸時代の浮世絵師です。役者絵、武者絵、美人画、名所絵、戯画、春画など多彩な作品を残しているほか、猫を擬人化させた風刺画なども多く描きました。彼は無類の猫好きで、家には猫の仏壇まであったとか。亡くなった猫は回向院に葬られ、戒名まで頂戴し、位牌を仏壇に立てられるだけでなく、過去帳(故人の戒名や俗名、死亡年月日、享年など記しておく帳簿)まであったそうです。
自宅には常に数匹〜数十匹の猫が飼われ、歌川国芳の弟子達は作業に迷惑していたようですが、歌川国芳本人は猫を懐に抱いて作業をしていたとか。彼の自画像にも脇に猫が描かれています。

もっと知りたい歌川国芳―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)



5-1.猫好きの弟子・歌川芳藤

猫に迷惑していた弟子達の中、師匠譲りの猫好きがいました。それが歌川芳藤(うたがわ よしふじ)です。一鵬斎芳藤の名でご存知の人もいるかもしれません。
幕末−明治と活躍し、横浜絵、美人画、武者絵、はしか絵などのほか、師匠と同様に猫を擬人化し、猫の湯屋、猫の西洋床などの絵を描きました。子供向け玩具の為の絵も多く描き、「玩具絵の芳藤」としても知られていたそうです。

江戸猫 浮世絵 猫づくし